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クォーツガラスコーティング詳細

クォーツガラスコーティングの詳細

特長

特長としては、純粋で密度が約2.0g/cm3の緻密なシリカガラス膜(SiO2)を常温で得られることが挙げられます。ポリシラザンは、ケイ素(Si)窒素(N)水素(H)のみから構成されるポリマーで、空気中の水分(H2O)と反応してNがOに置き換わります。

-(SiH2NH)-  +  2H2O  →  SiO2  +  NH3  +  2H2

その結果、炭素(C)をまったく含まない、表面硬度、平滑性、親水性に優れた完全無機質のコーティング膜が形成されるのです。現在のコーティング市場では、シリコーン系、無機質系、セラミック系、ゾルゲル系などの俗称でSi-O結合を含むコーティング剤が多くありますが、多かれ少なかれ有機成分を含んでいます(有機成分は紫外線や水による劣化、柔らかさ、緻密性の妨げの要因となります)。

決め手は磨き技術にあり!
  • 常温で緻密な高純度シリカ(SiO2)へ転化
  • 親水性(シリカ転化時、耐水性接触角約10°)
  • ミネラルスピリッツ溶液(弱溶剤)
  • 1液タイプ
  • 無色透明

防汚性

汚れに対しては表面硬度が最も重要になります。水垢などの汚れが取れなくなるのは、柔らかい塗膜に入り込んでいるからで、硬ければその心配はありません。そして平滑性も重要です。ポリシラザン溶液は粘度、分子量が低いため凸凹の凹部分を埋める作用があります。つまり、汚れを溜まりにくくするのです。さらに粗度レベルの向上のみでなく、ピンホールなどの新車・補修塗膜の欠陥をも埋められるのです。

ちなみに、最先端の半導体の加工でも0.1ミクロン程度の凸凹を埋める必要があります。分野はまったく異なりますが、車コーティングで利用しても同じ効果を発揮しているのです。

親水性については、単純にガラスをイメージするとよいでしょう。ガラスはもともと親水性に優れているため、ある程度の汚れなら大雨や水洗いなどで取れます。シリカガラス膜を形成するクォーツコーティングでも同じことがいえるのです。今まで使われているワックスやコーティング剤などの化学物質は有機成分が主体なので、シリコーンであろうとフッ素樹脂であろうと水と馴染まずにはじきます。100%はじければ問題ないのですが、実際はすべてはじけずに残った水滴の跡が汚れとして残ってしまいます。そして被膜が柔らかいため、汚れが入り込んでしまうのです。防汚性のメリットは次のようにまとめられます。

  • 表面硬度
  • 平坦化
  • 親水性
  • 耐久性

密着性と伸縮性

活性なポリシラザンはOH基などの官能基を持つ基盤や塗膜と化学結合するため、他のコーティングより優れているといえます。また、伸縮性に関して「鋼板の伸縮で割れないか」という質問をよく受けますが、膜厚が0.1~0.3ミクロンという極めて薄いガラス膜であることに加え、強度と密着性が高いため割れることはなく曲がるのです。

膜厚

濃度 溶媒 比重 シリカ膜厚(装着効率80%と仮定)
  μm
  25cc/m2 50cc/m2 100cc/m2
0.5% ターペン(AN45) 0.79 0.05 0.1 0.2
1.0% ターペン(AN45) 0.79 0.1 0.2 0.4

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